【シゴトBar】決算書の中で一番重要なのは?

今日の相談者は経営者になりたての20代。何でも税理士から出てくる「試算表」の意味がわからないとのこと。そもそも「試算表」って?経営者は何を見て経営するべきなのか?

シゴトBarでは日々、様々な方が仕事相談に来られます。WeCoworkにはそのうちの一部の内容を転載しております。元の記事はこちらをご覧ください。

本日の相談 <中小企業経営者 渡辺(20代・男性)>

[su_note note_color=”#fafafa”]起業してまだ数ヶ月の新米経営者。飲食業なので日々売り上げが入ってきたり、仕入れのために市場に出向いたりと、忙しい毎日。税理士からは毎月「試算表」をもらっているが、一体何を見れば良いのかよくわからない。。。業績が良ければ2号店も出したいけど、一体何を見て判断をすれば良いのやら。。。[/su_note]

マスター:ちなみに業績は良いんですか?

渡辺:おかげさまで売り上げは好調です。ただ、オープン景気もあるでしょうし、この先はまだまだ不安です。

マスター:そうですか。で、毎月試算表が税理士から上がっているようですが、それを見て何を考えていますか?

渡辺:とりあえず赤字黒字を見ていますね。利益がいくら出たとか。でも実感と異なることもよくあるんです。

マスター:そうですか。おそらくそれは現金主義と発生主義の違いでしょうね。例えば光熱費なんかは、8月にクーラーをつけ続けたら高くつきますが、引き落としになるのは9月ですね。あるいはカード払いであれば10月だったりします。月次でPLの推移を見るときにそれが8月で計上してあれば発生主義、支払った9月あるいは10月に計上されていれば現金主義です。飲食店であれば、売り上げ、仕入れ、人件費までは発生主義、それ以外は現金主義というのが一般的でしょう。もちろんすべての経費を発生主義にするのが良いのですが、経理の専門スタッフがいないと業務が大変ですからね。

渡辺:なるほど、そういう何とか主義っていうのがあるのを知りませんでした。

マスター:まぁそれはあくまでも会計側の都合ですね。でも試算表を見るときには、発生主義だろうと現金主義だろうと、一番重要なポイントは同じです。何だと思いますか?

渡辺:んーー。なんだろう。ヒントをください。

マスター:例えば、さっきの水光熱費の話でいうと、発生主義か現金主義かによって、利益が変わりますよね。経費を何月に計上するかでその月の利益が変わるわけです。でも、そんなことは関係なく絶対に変わらない「値」があります。それが一番重要なポイントですよ。

渡辺:あっ、もしかして預金残高ですか?

マスター:正解!預金残高が結局一番重要です。それが黒字企業でも倒産することがありますが、それは現金を見て経営をしていないからでしょう。PLでの黒字、赤字なんていうのは正直どうでも良いのです。まぁそれは言い過ぎですが、現預金の残高が一番重要であることには変わりませんね。

渡辺:現預金の残高は、試算表にあるんですね。

マスター:ありますよ。貸借対照表の一番上にあります。現預金というくらいなので、現金と預金です。現金は少額でもあるでしょうし、預金は預金通帳の額に合わせて試算表が作られているので、基本的に間違っていることはないはずです。

渡辺:でも現金は、結構適当かもしれません。

マスター:それは絶対にやめないといけませんね。税理士が悪いのではなく、会社側の管理の問題ですからね。そもそも現金自体がいるのかどうかを含めて考えるべきですよ。

渡辺:現金は売り上げで預かりますから絶対に必要です。釣り銭とか、小口での買い物とか。でもごちゃくちゃになっているかもしれません。

マスター:飲食店でよくありがちですけどね。そこを一円たりとも狂わせないのは大きな競争力になりますよ。

渡辺:はい、わかりました。明日の営業から対策を考えます。とにかく現預金が大事なのはわかりました。

マスター:そう。で、その現預金の増減理由をまとめたものがキャッシュフロー計算書です。この見方や作り方はまた別の機会で説明しますよ。

渡辺:はい、では今日はこのくらいにして、と。ではギネスビールください!

マスター:そうそう、今日は飲みに来たんだもんね。

現預金を増減分析するのが経営

中小企業にあっては、現預金岳だけ見ていれば経営はできます。試算表の中で最も重要な勘定科目ですね。試算表の見方や、投資計画の立て方は今後話していきますが、まずは試算表を見慣れることが大事ですね。

 
(出典:シゴトBar(produced by 株式会社VanCreworth)

ライター情報

株式会社VanCreworthサポーター企業
中小企業の支援を通して、日本に地殻変動を起こす。大企業や既得権益者の予定調和の時代は終わりを告げ、力のある中小企業が番狂わせを起こす時代です。

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