いま日本では起業ブームといわれるほど、独立して会社を興す、もしくは個人事業主を始める人が増えていますね。
ランサーズやクラウドワークス
実施に起業をするにしても、個人事業主を始めるにしても、事業所が必要ですね。実際に仕事をするのは自宅でもいいかもしれませんが、お客様を招いたり、法人登記をしたりとなると、やはりそれなりの場所にしたいものです。
そこで今回は、東京で起業をするなら、「何区」がいいのか?を考えてみたいと思います。ただ最初に断っておきますと、絶対に○○がいい!というものはないということです。それぞれの場所で特色があります。
この記事では、港区、渋谷区、千代田区の3つについて、まとめてみました。
港区
「東京都港区」というと、響きがいいですね。港区には、新橋や三田といったビジネスエリアもあれば、青山や表参道といったおしゃれスポット、そしてさらには六本木のような繁華街も含まれる、非常に広い区です。ブランド的にも港区というと響きがいいのは間違いないですね。
ただ住所は「港区六本木」なのか「港区東新橋」なのかでイメージが違うかもしれませんね。これは人によって異なります。ちなみに東新橋は、汐留方面です。だから東新橋のコワーキングスペースでは、住所は東新橋でも汐留オフィスというような言い方をしているところもあります。
税務署だけを見ても、麻布税務署、芝税務署と2つあります。(ちなみに、品川税務署の住所は港区ですが、管轄は品川区です。)なお、税務署の管轄は必ずしも区の切り分け方とは微妙に異なるので注意が必要ですね。
税務署の管轄については国税庁のホームページで調べるとよいでしょう。東京に関しては、こちらで分かります。
都税事務所は港都税事務所。これはロシア大使館の近くです。三田・芝浦方面からだと飯倉に向かって坂を上っていき、さらに少し行くところですね。私は何度もこの坂を自転車で上がりました。。。
また、法務局は港出張所があります。これは麻布十番ですね。ちょっと場所的には行きにくいかもしれません。
まとめると、港区は
・住所の響きはいいのでブランディング的にはOK
・行政手続きの場所に注意。港区は広いので、場所によっては不便なところも!
といったところでしょう。
渋谷区
続いて渋谷区。ここは言わずと知れた日本のシリコンバレー。IT系スタートアップが集積しています。そのため、起業家を受け入れるコワーキングスペースも非常に多く、街を歩いていると頻繁にコワーキングスペースを見かけます。全国的にも有名なコワーキングスペースもいくつもありますね。渋谷駅は交通の便もいいですし、朝から晩まで人が多いので、そういう喧騒が好きな人にはもってこいです。
ビジネス的なイメージとしては、IT企業で渋谷にあるというと、若くてエネルギーがある印象を与えるでしょう。
税務署、区役所、法務局などは、 渋谷地方合同庁舎というところにまとまっています。そこに行けばたいていの行政手続きはできそうですね。ただし労働基準監督署は神南合同庁舎という、また少し別のところにあります。
まとめると、渋谷区は
・ベンチャー企業、スタートアップ企業感が出る!
・地下鉄、JRともにあり、便利
・有名なコワーキングスペースが多い
といったところでしょう。
千代田区
千代田区といえばなんといっても霞が関。日本の政治の中心 of 中心です。官公庁が立ち並ぶエリアです。尤も、起業家がこうした官公庁にいくことはないですね。
弁護士事務所や税理士事務所などのいわゆるサムライ業の方には、千代田区「丸の内」という住所が非常に好まれる傾向にあります。こうした業種の方は、考え方が若干古いということもあり、こうした体裁を気にされるようですね。ただ、確かに丸の内に事務所を持つためには、坪単価数万円の家賃を払わなければならないわけで、稼げる事務所であることを証明していることにもなります。丸の内には、丸ビルをはじめ、オシャレなビルがたくさんあります。最近では東京駅から二重橋前方面は、夜はイルミネーションがきれいに光っています。六本木や渋谷などの繁華街と比べて、圧倒的に夜は静かなエリアですね。仕事終わりに落ち着いてバーでいっぱいしてから静かに変える、みたいなライフスタイルを好む方は断然丸の内近辺がおすすめです。
他には、いわゆる番町。千代田区一番町~六番町は、ブランド住所として有名です。ここもやはりサムライ業の方には好まれますね。神田や九段下も千代田区です。
ちなみに九段下の駅すぐ近くに合同庁舎がありますので、何かと便利です。大手町駅は東京メトロの中枢です。東西線、半蔵門線、千代田線、日比谷線など、多くの路線に乗ることが出来て大変便利です。
まとめると、千代田区は
・住所は圧倒的なブランド力!
・東京メトロの中枢となる大手町は交通に便利!
といったところでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では港区、渋谷区、千代田区の3つについてまとめてみました。好評でしたら他の区についても書いてみたいと思います。江東区や足立区、北区とか、あまり起業家が想像しないようなところも、面白い魅力が詰まっているかもしれません。
会社の住所は当然引っ越せば変わります。もちろん、その都度登記も変わります。しかし、どの区で起業するかというのは、その後に移転をしたとしても、会社の原点として起業家にとっては思い出の地になります。
あなたの「思い」を刻むべき区は見つかりましたか?
それぞれ、区内のコワーキングスペースも載せています。是非、コワーキングスペースを上手に活用して、成功する起業家目指して頑張ってください。
では。
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