「しごと・まなび・あそび」が交わる
Ikejiri Institute of Design 世田谷ものづくり学校
2004年、廃校となった旧池尻中学校舎が新たな場として生まれ変わりました。教室のほとんどは、クリエイター・デザイナーといった“ものづくり”事業者がオフィスとして活用しています。同時に地域コミュニティ、イベントスペースとしても一般向けに開放し、本来の機能を残しつつも「だれでも通える学校」になっています。
かつての教室はクリエイター・デザイナーのオフィスに
各教室は、デザイン・開発・製造・販売・宣伝など、“ものづくり”に関わるあらゆるジャンルのクリエイター・デザイナーが集まるシェアオフィスとして活用しています。
入居する事業者は、職種も規模も形態も年齢も異なります。唯一の共通点は“ものづくり”に関わっていること。違う立場だからこそ、情報やアイデアをシェアすることから交流が生まれ、入居者間の仕事の受発注やコラボレーションも盛んにおこなわれています。さらに創業者への支援として、専用オフィスの提供、事業拡大・創業支援を目的としてセミナー、新たなスキル習得を目的とした講座などを展開しています。そして、IIDという“ものづくり”ネットワークがある環境で仕事をすることが、最大の事業支援になっています。
だれでも通える学校
IIDは仕事場と同時に、「遊び場」であり「学び舎」でもあります。
施設内は自由に見学できるよう日常的に開放し、だれでも気軽に訪れてもらえるようにしました。また、入居者を中心としたクリエイターたちが講師を務める“ものづくり”ワークショップや展示、創業支援セミナー・講座などを開催し、その数は年間700件以上。だれもが訪れることができ、“ものづくり”に触れて学べるコンテンツを常に実施することで、IID入居者、地域住民、クリエイター、企業、学生など様々な人が行き交い、交流する場を形成しています。
“ものづくり”をキーワードにしたプラットフォーム
IID 世田谷ものづくり学校では、「産業振興」 「地域交流」 「観光拠点化」 という指針を「しごと・まなび・あそびが交わるコミュニティ」と解釈し、このような活動を10年以上続けています。
また、培ったノウハウを活かし、2012年4月に島根県隠岐の島町の閉校となった小学校を「隠岐の島ものづくり学校」へ、2015年4月には新潟県三条市の閉校となった小学校を「三条ものづくり学校」として再生してきました。
次のフェーズでは、IIDを“ものづくり”のプラットフォームとして機能できるような環境づくりを目指しています。
そして、地域交流が活性化される場と同時に、世田谷区池尻の地にクリエイティブな人々や情報が集まり、産業が育つ環境を引き続き形成していきます。
世田谷ものづくり学校
所在地:〒154-0001 東京都世田谷区池尻 2-4-5
公式サイト
アクセス
地図
最寄り駅
東急田園都市線「池尻大橋」駅下車:徒歩約10分
東急田園都市線/東急世田谷線「三軒茶屋」駅下車:徒歩約15分