WeWorkがついに名古屋への進出を決定!

ニューヨーク発のコワーキングスペースであり、スタートアップエコシステムを提供するweworkが、ついに名古屋にも出店することが決まりました。すでに東京、横浜、大阪、福岡にはありますので、今回の名古屋で5つめの都市ですね。

2019年1月末時点で国内14拠点があり、名古屋に先立って福岡市に、市内2拠点目をオープンさせます。したがって名古屋で16拠点目ですね。さらに東京都の渋谷区にも2019年12月、渋谷スクランブルスクエア東棟 にオープンさせます。渋谷区内は、アイスバーグに続いて2拠点目です。

WeWork Japan CEOのクリス・ヒルは、今回の名古屋進出に際してこうコメントしています。

「名古屋への進出、またすでにWeWorkを展開している都市での拠点拡大の発表で2019年を始められることを非常に嬉しく思います。日本での創業初年となる2018年には、平均して毎月1拠点のペースで拠点を開設しました。2019年は、WeWorkを温かく迎えてくださった日本のクリエイター、起業家、そして企業のニーズに応えるべく、2倍のペースで拠点を開設する予定です。これからも、日本や世界中のあらゆる規模の企業同士の繋がりやコラボレーションがますます広がり、働き方改革に貢献していくことを期待しています」

Forbes Japanより

日本では去年あたりから声高に働き方改革が叫ばれていますが、そうした時流にも乗っているのですね。

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのwework。Twitterでの反応も上々です。



その一方で、急激な出店を続けるWeworkを心配するツイートも。

なぜこんなに早い出店が可能なのか?

こうした出店スピードを実現しているのは、もちろんその資本力です。ソフトバンクが出資していることで日本では有名かもしれませんが、アメリカの本体であるweworkは、早くからベンチャー投資家からの注目を集め、多額の資金調達を受けてきました。

これはweworkがただの物理的なオフィスではなく、一つのスタートアップエコシステムを形成しているからです。つまりweworkに出資することは、weworkに拠点を構える企業と関係を持つことにもつながり、その関係がさらに大きな利益をベンチャーキャピタルにもたらす可能性を持っているのです。

weworkと同じような業種とみられる会社に、サーブコープやリージャスがあります。しかし、スタートアップエコシステムを形成しているという点がweworkの最大の強みであり、サーブコープやリージャスなどのシェアオフィス事業者との大きな違いでしょう。

また、もう一つの大きなweworkの特色として、大手企業がサテライトオフィスとして使っているということがあげられます。これも実はエコシステムと関係するのですが、大手企業はweworkのようなエコシステムに参加することにより、スタートアップ企業との関係を持つことが出来るわけです。こうした大手企業による利用は、weworkの売上の3割程度を占めていると言われています。

いずれにしても、スタートアップ界隈のニュースとしては今年もweworkから目が離せませんね。興味のある方は、公式サイトも見てみてください。見学予約も可能です。

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「コワーキングスペースの運営品質向上を通し、日本を真の起業立国にする」ことをミッションに活動しております。

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